等級認定のコツ

後遺障害認定を受けるためにはいくつかのコツがあります。まずは診断書ですが、必要な検査を全て実施し、その結果を診断書に全て記載する必要があります。また自覚症状も全て記載する必要があります。どちらも認定に影響を与えるものですが、記載された診断書はすぐに提出するのではなくじっくりと見て足りない部分はないか検討をしていかなければなりません。提出の期限はないので、十分に書かれた診断書になって初めて提出を行います、

認定のためには検査も必要です。検査結果は客観的な事実なので認定の際の判断材料としても十分です。ただ病院で行われた検査によって問題のある部位が映っていない場合もあります。そんな場合には再度より精密な検査を行う必要があります。確実に後遺障害が残っていると認められる画像を検査によって得ることが大切です。特にMRIは現在ではさらに精度が上がっており、細かい部分も精密に画像に映るようになっています。必要によってはMRIも主治医に受けたい旨を伝えるようにしましょう。また主治医が検査を行っていない場合には検査を受けたいということを伝える必要があります。

認定作業に向けて自覚症状をより正確に伝えるために文書にして提出をするケースもあります。自分なりに日常生活で困っていることを記載して文書にしますが、これは提出する必要はないものです。しかしより一層被害者の現状をわかってもらうための材料になりますから、認定を確実に受けたいという方は文書の提出も合わせて行うといいでしょう

異議申し立てとは

認定作業を行った後に結果が出されますが、認定された場合には認定の等級とその理由が記された書面を受け取ることになります。認定結果を納得できればその後示談に向けて行動をしていきますが、不運にも非該当になるケースも実はあります。その場合には後遺障害がないという判断で示談を行っていくか、異議申し立てを行うことになります。また等級に納得できない場合でも異議申し立てを行うことができます。

異議申し立ての際には必要な書面にその理由を記載していくことになります。損害保険料率算定機構が出した非該当の理由を見て、反論すべき点を全て記載していくことになります。しかしこの書面だけでは反論としてはとても弱いものです。一度下した判断に対して反論をするために必要な検査を行うのが一般的です。医証があることによって強く反論することができるのです。

異議申し立てのための文書を作成し、また必要な検査を行い、その結果を合わせて再度損害保険料率算定機構に提出します。そしてその後に再度認定作業が行われ、認定結果が出されます。結果に対して納得できればその時点で示談に向けて話し合いなどが行われますが、納得できなければ再度異議申し立てを行います。異議申し立ては何度もできますが、その都度反論のためにより確実な検査結果を出す必要があります。

等級認定までの流れ

症状固定になった時点で後遺障害の認定を受ける手続きを開始していきます。まず主治医に提出用の診断書を作成してもらう必要があります。これは提出先である損害保険料率算定機構という国の期間に送るもので、これが認定作業に大きく関わるものになります。書かれている内容を見て認定するかどうかの判断がなされます。

診断書ではまず自覚症状を書く欄があります。これは自分が今現在持っている自覚症状を書く部分になりますが、ここには日常生活で支障をきたしていることを余すことなく全て書く必要があります。欄に書けない場合には別の用紙に記載をしても構いません。認定されるために確実にすべての症状を書かなければなりません。診断書には他覚症状を書く欄がありますが、ここは主治医が検査を行ったりした結果を記載していくことになります。必要な検査は全て行い、結果を全て書かなければなりませんが、必要な検査を実施していない場合には主治医に検査を行ってもらうように依頼する必要があります。

後遺障害診断書と合わせて画像やカルテなどをすべて集めて損害保険料率算定機構に提出しますが、この作業は相手方の保険会社が行ってくれます。自分で行うことも可能です。その後認定作業が行われますが、結果は書面で確認することになります。

交通事故の等級認定

交通事故でけがをすると通院や入院をすることがありますが、治療を行ってもけがなどが治らず後遺障害が残ってしまうことがあります。治療を行って6か月を経過すると主治医から症状固定と判断されることがありますが、その時点で一旦保険での治療は終了します。この時に後遺障害の認定を受けるかどうかを決めます。認定を受けたいと思った場合には主治医に後遺障害診断書の作成を依頼することになります

後遺障害診断書は今現在残存している症状に関して、自覚症状や他覚症状の記載をするものです。この診断書は認定作業上とても重要なもので、書かれていることが認定に大きな影響を与えてしまうものです。またこの他にこれまでの画像やカルテなども合わせて認定作業に使用されます。認定までには時間がかかりますが、認定されることによって慰謝料などを含め示談金の金額が大きく変化をするため、後遺障害が残った場合には認定を受けることが大切になります

認定を受けることは現在では非常に難しくなっており、そのため認定に向けては非常に慎重に行動をする必要があります。また認定されなかった場合でも諦める必要はなく、再度認定を依頼することも可能なのです。また正式な認定を受けるために弁護士等の専門知識のある人へ依頼する場合もあります。ですが今後交通事故に遭って後遺障害が残ってしまった時のために、等級認定までのプロセスを個人でも理解しておくといいでしょう。このサイトではプロセスに関する情報を提供しています。正しい知識を持っておくことで認定作業も間違いなく行っていくことができます。